われらが「とよにし応援団」団長、田中穣二さんが6月12日にめでたく94歳の誕生日を迎えました。親しい人々によるささやかな祝宴での写真です。田中さんは「こんなお祝いをしてもらったのは初めてだ」と喜びつつ、次のような経験談を語ってくれました。
「満蒙開拓少年義勇軍にあこがれていたこともあって、1942年に『満州国』の建国大学に入学した。八路軍(共産軍)の姿を見聞きして、民族の血の濃さを感じた。」「敗戦のときは海軍陸戦隊の少尉として横須賀にいた。米軍の武装解除の手際の良さに感心した。」「伊勢新聞社に勤務していたとき、1949年のメーデーの写真を撮ったのがチェコの雑誌に載った。私の作ったプラカードが写っている。」などなど、お話は尽きませんでした。
とや英津子さん(元練馬区議、現都議)のニュースレターに連載していたコラム「田中穣二のマメ知識」も、本にまとめる作業が進行中です。