飯岡助五郎墓所の灯籠の上からあたりをヘイゲイする猫。なにやら大親分の貫禄がありますね。
講談・浪曲・映画で有名になった『天保水滸伝』の大利根河原の決闘は、飯岡助五郎一家と笹川繁蔵一家との博徒同士の縄張り争いで、1844年に実際にあった事件です。物語では悪役にされる助五郎ですが、網元で十手も預かっており、地域の世話役として頼りにされた人のようです。
飯岡は千葉県旭市内の地名です。九十九里浜の北端にあたります。2011年の東北大震災時の津波で死者13人、行方不明2人の被害をうけましたが、助五郎の墓所、光台寺は海岸から少し離れていて、無事でした。