「春のつどい」の記録 その1
2月24日、共産党とよにし応援団「のむら区議を囲む春のつどい」が開かれ、お茶を飲みながら統一地方選挙に向けての懇談会となりました。吉良よし子参院議員のメッセージも寄せられました。「つどい」での主な発言の記録を3回に分けて掲載します。
オリンピック予算は50億円単位です
とや英津子都議会議員あいさつ
20日から始まった都議会は初日からもめています。築地の土地を5600億円で都が皆さんの税金で買うという話です。町作りの素案には、築地の市場機能を生かすという文言はありません。方針転換に小池知事は何も説明しないので、史上初めて都議会共産党と自民党ほかが一緒に、一問一答の委員会を開催するよう要求しました。都民ファーストと公明党の妨害があって、知事の施政方針演説が始まったのは夜中の1時を過ぎてからになりました。
選挙が近いので、各党派の動きが活発化しています。やはり本丸は国政選挙です。吉良よし子さんは2期目に挑戦ですが、彼女はこの6年間に468社のブラック企業を公表させた実績を持っています。簡単な選挙ではありませんが、安倍政権を倒すために、共産党を含む野党の力を大きく前進させたい、その立場で私もがんばります。
都議会の話に戻ります。いま私は文教委員会の委員長ですが、この間、都立日比谷高校に調査に行きました。昔の一高、ダントツに東大に生徒を送り出している高校です。エリート養成、安倍政権の方針に逆らわない子どもを養成しているんですね。窓からは国会議事堂が見えました。
都の予算は、暮らしや教育に多く充てられているのではなくて、自動車道とか特定整備路線に使われています。東京港には大型クルーズ船の埠頭が整備されていますが、すでにそこに237億円も投入、来年度も93億円を計上しています。カジノの調査費にも下水道の民営化にも予算が計上されます。
私はオリンピック・パラリンピック委員会の委員でもあります。1兆3500億円、すごいお金が飛んでいきますけど、その中身は予算書では50億円単位でしか出て来ないので、何だか分からない。練馬区の予算は1000円単位ですけど。都では情報公開も経費節減も無視されている状況です。
日本共産党の都議団は18議席ですから、いろんな条例の提案をしても否決されますが、長い目で見ると、その要求はひとつひとつ実現しています。23議席の自民、公明、あるいは50議席の都民ファーストに匹敵する働きをしているんです。
今度の地方選挙でもその成果を区議団と共有して、本当に都民・区民のみなさんの願いをかなえるのはどこか、きちんと選択してもらえるよう、がんばっていきたいと思います。
公共施設の民間委託が進んでいます
のむら説区議会議員あいさつ
昨年4月の区議補選の節には温かいご支援をいただき、御礼申し上げます。この間に感じたことは、前川区長と与党の区議会自民党・公明党がいかに73万区民のことを考えていないかということです。
とくに公共施設の統廃合・民間委託が、すごいスピードで進んでいます。次の段階では民営化になるんです。公共施設は区民が築き上げてきた財産です。それを営利目的の業者に投げ渡す。
昨年末にたいへん問題になったのは、区立図書館の民間委託でした。12館あるうち9館はすでに運営が民間委託されていて、残る3館のうち練馬と石神井の図書館を民間委託する方針が出されました。図書館司書はすべて非常勤で、30年近いキャリアがあっても年収300万円程度の処遇ですが、専門性を生かして図書館利用者の調べ物などに骨を折ってきた功労者です。こういう方々を民間委託に伴って首を切ろうとしてきたんです。
来年度の一般会計で練馬区は2700億円の予算を計上しています。過去最大です。東京23区のうち人口が増えているのは世田谷区と練馬区だけですが、こういう自治体では不要不急の都市計画道路ではなく、区民の生活に密着した施策を打ち出すことが、今ほど重要になっている時はありません。それを訴えているのが日本共産党練馬区議団です。
今年4月の区議選では、私を含めて6人、5人の現職と1人の新人を、みなさまのご支援で必ず全員当選させていただきますよう、お願い申し上げます。